Live chat オナガール Part21

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概要

どれほどの時間が経ったのか。

ゆっくりと瞼を開くと、薄明かりがカーテンの隙間から漏れていた。

「……もう朝?」

寝返りを打つと、シーツがしっとりと肌に吸い付く。昨夜の熱を思い出し、唇を噛んだ。

寂しさを埋めたくて、ひとりで求め合うように身を焦がした夜。けれど、朝が来ればまた現実に引き戻される。

ベッドの端に座り、乱れた髪を指で梳く。スマホの画面を開くと、SNSには誰かの幸せそうな投稿が流れていた。